登山用のダウンはアウトドアメーカーのものじゃないとダメなのか?

2020年9月23日

ウェア

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結論から言うと、整備された山では、個人的には登山用ダウンはアウトドアメーカーのものじゃなくても問題ないと思ってます。

登山においてダウンは「インサレーション」(中間着)に分類されるウェアですが、これを「行動中に着るのか」「休憩中に着るのか」によって役割が大きく変わってきます。

今回は「休憩中に着る」ことをメインにオススメのダウンをご紹介します。





羽毛ダウンは濡れに弱い


ダウンジャケットには大きく分けて2種類あり、羽毛を使ったモノと、化繊を使ったモノです。

どちらも一長一短あって、
  • 羽毛は軽くて暖かい代わりに濡れに弱い。
  • 化繊は濡れには強いけど羽毛よりは重く寒い。

というのがざっくりした違いです。

この違いを前提にすると、行動中に羽毛ダウンを着ると汗かきの人はすぐに濡れてしまい保温力が低下。使い物にならなくなります。

なので、羽毛ダウンはテント場などで動かない休憩中の時間にのみ着るモノ、と限定したほうが良い。

軽くて温かいものならなんでもいいんじゃないかという結論


休憩中にしか着ないものなら、軽くてコンパクト、なおかつ温かいものなら高価なブランド製のダウンでなくても、十分使用に耐えるものがたくさんあります。

筆者が使用しているものは「無印良品」のダウンです。首部分が無くちょっと寒いのですが、フリースを下に着ても首周りがスッキリしているので逆に気に入っています。仕事でもプライベートでも着ていられるデザインです。




このダウンの良いところは、ポケットに本体を収納でき、スタッフサックが不要で単体でコンパクトになるところです。いつの間にかスタッフサックを無くしちゃうんですよね。。


お値段5,990円。

ユニクロでも有名な「ウルトラライトダウン」があり、ほぼ同じ形のノーカラーダウンが販売されています。こちらは3,990円。かなり安いですね。マットな質感なので、どちらを選ぶかはデザインの好みでいいと思います。

もうちょっと細かいことを言うと、それぞれ使われているダウンの質が異なります。
無印のほうは750フィルパワーのダウン。ユニクロは700以下だそうです。登山ブランドのモンベルのダウンが800。数字が高ければ高いほど良いダウンです。

そこまで極限状態でないときに着るダウンなので、あまり気にしなくてもいいかなと思います。

普通に洗っちゃう


休憩時に着るとは言えちょっとは動いたりするので結構汗をかきます。下山後、そのままにしておくと流石に汗臭いので洗濯します。このとき、専用洗剤で洗うのが面倒くさいので、普通に中性洗剤で洗ってしまいます。

使っているのはNANOXです。これまで何度も使用していますが、ダウンがペシャンコになってしまったりはしていません。とは言えこのあたりは洗濯表示をよく見て、自己責任で。


まとめ


夏山や低山においては無印良品やユニクロのダウンでも問題ない、というのが筆者の結論です。持っていかないリスクよりは持っていったほうがまだ安心。でも、スペックの高いダウンは要らないか?というと、今すごく欲しいので買うと思います。


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