「日本百名山」と聞くとちょっと難しそう…と思うかもしれませんが、実はかなり登りやすい山がけっこう含まれています。
今回紹介する「大菩薩嶺」(2057m)もその一つ。
標高こそ2000mを超える山ですが、車で行ける登山口が1600mなので標高差で言うと450mちょっとと、高尾山とそう変わらないレベルの山になります。
その手軽さと景色の良さ、そしてバリエーションルートが豊富なので、初心者からベテランハイカーまで幅広く愛される名峰です。
アクセス
今回一番手軽な上日川峠からの周遊ルートを選択しました。
駐車場は第1から第3までありますが、人気の山ということもあり週末は埋まるのが早いです。
ナビでは「ロッジ長兵衛」目指すといいでしょう。
駐車場にはトイレもあります。
むしろこの駐車場に車で舗装された山道を通ってくるのですが、その道幅が狭く、すれ違いが困難な場所がいくつかあります。
各カーブで対向車が来ないかどうかをきちんと確認してから進むようにしましょう。要ライト点灯です。
ロッジ長兵衛右側が登山道入口です。
周遊ルート
今回は最短の周遊ルートです。
詳細はYAMAPにてご確認ください。
コースタイムは登り2時間、降り1時間の計3時間程度(休憩含まず)です。
整備された登山道
もともとの標高が高いので、涼しい!
上のストリートビューにもあったロッジ長兵衛からスタートです。
登山道入口。
しばらくは樹林帯を進んでいきます。急登箇所は少なく、なだらかな坂道が続きます。
少し進むと第一チェックポイント、福ちゃん荘です。ここで食事することもできます。
ちょっとずつ高度を上げていきます。この日は曇りだったのですが、日も差してきました。
森林限界を越えました…が、ガスってしまっていますね。
ガス強め。
大菩薩「嶺」には展望はありません
稜線に出ると、道が左右に、大菩薩「嶺」に行くルートと大菩薩「峠」に行くルートに分かれます。
この分岐点は「雷岩」というのですが、ここを休憩ポイントにする人もいます。
ここから頂上である大菩薩嶺はおよそ10分。荷物をデポ(置いて)して行ってみるのもいいでしょう。
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こんな感じの山中に標識がある感じです。
ちなみに運がいい(?)と、鹿の群れに遭遇します。かなり無警戒に近づいてきますので、不用意にエサなどは与えないようにしましょう。
稜線を歩こう
大菩薩嶺の魅力は何と言っても稜線歩き。
ちょっとガスが多めでしたが、晴れていれば山梨で屈指の稜線を歩くことができます。
実際に歩いてみた動画はこちら。VR360°の4K動画なので、設定から最高画質にして見てみてください。
ストリートビューはこちら。
本当はもっと晴れていれば、この角度から富士山もバッチリ見えます。
天気さえよければ展望も最高なので、家族連れにも優しいコースでオススメです。
本当はもっと晴れていれば、この角度から富士山もバッチリ見えます。
まとめ
大菩薩嶺はコースタイムのわりに高度感も得られて、なかなか満足度の高いコースだと思います。天気さえよければ展望も最高なので、家族連れにも優しいコースでオススメです。