出典:無印良品 |
まずアウトドアウェアについて真っ先に教わるのは、「綿製品はNG」ということ。
理由は知っての通り、「乾きにくさ」にあります。
山では汗でも雨でも、一度濡れたウェアが乾かないのは、体温を奪うことになり命取りになりかねません。
また、日帰りではなくテント泊で縦走するような場合は、着替えも最小限になりますので着回しが必要になります。
そこで必要になるのが、「ニオイのつきにくさ」。
こういった機能を兼ね備えたものが、アウトドアウェアとして普及しています。
ウールってどんな素材?
ウールとは、羊の毛のこと。
羊は、毛が生え変わるとは言え基本的にはあの姿で一年中過ごしています。
そのため、たくさんのメリットを持っています。
優れた保温性と伸縮性
ウールの繊維は縮れていてたくさんの空気を含んでおり、毛が絡み合っていて保温性が高く、さらに伸縮性もあります。
撥水性があり汚れにくい
撥水性にすぐれたウールは雨や水滴、皮脂にも強く、水溶性の汚れを寄せ付けにくいという特徴を持っています。
夏でも涼しい
水を弾く性質を持っていますが、空気中の湿気はよく吸収します。また、それが蒸発するときには気化熱を奪うため、夏でも涼しく過ごすことができます。
抗菌防臭効果がある
羊が年中まとっていて病気にならないのも実はこれのおかげ。抗菌作用のおかげで防臭にもなり、清潔な状態を保っていられるのです。
デメリットもあります
チクチクする
昔のウール製品は、総じてチクチクしていました。
今は縫製技術が進んだこともあり、肌触りが良くなりこういった印象は薄くなりました。
また、品種改良や「メリノウール」(ウールの上位種)の普及により、ウールそのものの地位向上が図られたため、技術改良も円滑に進みました。
虫に食われる
天然素材のため、虫に食われます。これはある意味、混ぜものをしていないから。
毛玉ができやすい
これも天然素材の性質上、避けられない問題です。
他の素材と混紡することによってある程度防止した製品も販売されています。
高い
一番は、これじゃないでしょうか。
そうです、ウール製品は、高いんです。
私の中で、今ブームと言っても過言でないウールの中でも、「アイスブレーカー」「スマートウール」の2大メーカーのウール製品は、目が飛び出るほど高い。
Tシャツ1枚が1万を超え、パンツ1枚が5,000円を超えていきます。
でも、せっかくなら快適な素材で揃えたい
どうせなら、アウトドアもタウンユースも、共通化してなるべく同じ服を着て暮らしたい。
そのほうが合理的だし、長い目で見ればコストも安く済みます。
そう思って、第一弾、靴下はすべてメリノウール製に変えました。
パンツも、まだ決着がついていないとは言え、
アイスブレーカーVSスマートウールVSモンベルで闘っています。
ウールパンツ頂上決戦! 「スマートウール」vs「アイスブレーカー」vs「モンベル」
リンク
なんと、無印良品でしか変えません。実店舗を何店舗か回りましたが、売ってません。
店員さんに聞きましたが、「…?」という反応。
あんまり認知度は高くないみたいです!
実際に買って着てみた
まだ2日目ですが、結論、あと5枚買って毎日着ます。
特徴といえば、真っ白ではありません。オフホワイトで、黄色がかっています。
それだけ。他に、特徴はありません。
チクチクは、若干感じます。メリノウールシャツに比べたら、感じます。
驚くべきは、ウール100%で、1990円。
シャツのアンダーに来ても違和感ゼロ。私はシャツのインナーメインなのでVネックですが、クルーネックも欲しくなりました。値段は変わりません。
ユニクロがメリノウールセーターを出したときと同じくらいの衝撃です。
これは、山でも着れると思います。行動時よりも、休憩時向けですね。
ちなみに、Amazonや楽天では手に入りません。
店頭か(売ってるか不明)、直販ストアのみの販売となります。
入荷不安定のようなので、見つけたら即買いすべし!
私もストック含めてすぐに買います!
お手入れ
色移りは注意
濃色の衣類と一緒に洗濯する場合は色移りに注意です。すぐに色移りします。ネットに入れて洗ったほうがいいかも。もしくは、洗ったらすぐに干す。
登山のアンダーウェアにできるかも?
胸ポケットがついて、もうちょっと分厚くなって、肩が補強されたら、もう完全なる登山ウェアになります。
そしたらどこまでもついていきます、無印良品さん。