多機能なのにムダの無いバックパック! ミレー「SAAS FEE サースフェー40+5」

2019年7月18日

バックパック

t f B! P L
ミレー サースフェー 40+5


40Lサイズの中型バックパックは、ずっとカリマーの定番バックパックであるridge40(リッジ40)を使用していたのですが、旧モデルゆえの老朽化と機能に不満を持つようになり、手放してしまいました。

リッジシリーズも年々アップグレードしているので購入してもよかったのですが、どうせ何年も使うのならちょっと使用感の違うものが欲しいなぁと思い、今回はミレーにしてみました。





MILLE(ミレー)とは?


1920年代から続くフランスの登山用品メーカーです。

バックパックの開発から始まり、その洗練されたデザインと、最先端の素材を使いながらも長年培われた技術と使う人のことを第一に考えた製品設計で人気のブランドです。

SAAS FEE(サースフェー)のスペック


ミレーの定番バックパックといえば、このサースフェー。

定番には定番たる所以があります。

以下、公式より。



ファーストクラスの背負い心地

【特徴】
ハイキングから本格縦走まで幅広い用途に対応するバックパック。
耐久性抜群のCORDURA®ナイロン素材に、背中の蒸れを防ぎ乾燥へと促す快適性の高い背面システムを採用。
ショルダーとヒップにはクッション性抜群のフォームを採用し、重荷での長時間行動でも快適さを保ちます。
サイドには立ったままボトルが取り出しやすいメッシュストレッチポケット。
折りたたみ式の大型ヒップベルトポケットは大型スマホも安心して収納できます。
日帰りから小屋泊まりの登山にも十分使えるサイズ。
ビギナーでも安心して使える、オールラウンドな特徴を備えたバックパックです。

【素材】
N/210 CORDURA® OX
N/210D DOUBLE R/S SD (68*62) PU

【重量】
1,570g

【サイズ】
W29_H62_D20cm

【バックレングス(背面長)】
M=48cm

【キャパシティ】
40+5L

【定価】
21,000円(税抜)

サースフェーの機能性


多数のポケット


とにかく収納がたくさんあります。

雨蓋だけで3つのポケット。上下、裏にあります。

サースフェー ポケット
雨蓋の上と下にポケット

サースフェー ポケット
裏側にポケット

サイドにもポケットがあります。

サースフェー ポケット
ジッパーポケットとオープンポケット

他にもチェストハーネスにスマホなどが入るチェストポケットが隠れていたりします。

サースフェー ポケット
Galaxyにはちょっと小さかった…

他にもこんな機能が


サースフェー ハンドレスト
ハンドレスト
このショルダーハーネスに付いているブラーンとした「ハンドレスト」という名のストラップ、どう使うのかと言うと、

ハンドレスト
出典;石井スポーツ

こんな感じで手を置いて、荷重を分散させることができるようになります。

ヒップベルトも大きめのものが付いているのですが、マジックテープで折り畳まれていて拡張することができ、ちょっとしたサコッシュ並みに大きくなります。

サースフェー ヒップベルト ポケット
出典;MILLET

ちょっとした不満


サイドにはドリンクホルダーが付いているのですが、バルトロ65の傾斜したドリンクホルダーとは違い、まっすぐでちょっと締め付けがきつい。

さらに、コンプレッションベルトがポケットの「上」についているので、ベルトを締めつけていると、ボトルを出したりしまったりするのに邪魔です。

なので筆者はこれをドリンクホルダーとしては使用せず、手袋を入れたりするのに使用しています。

ドリンクホルダーは外付けでマムートのボトルオンホルダーを斜めに付けています。




サースフェー ボトルホルダー
MAMMUT(マムート) ボトルオンホルダー


ですが、このホルダー、1Lのナルゲンだとちょっと大きすぎるみたいで、たまにボトッと落ちてしまいます。。そのため750mlのOTFを持っていくことが多いです。


何本増えれば気が済むのか? 所有欲をくすぐり続ける「ナルゲンボトル」

理想はこうなるみたいなんですが、身体が固いのか、ちょっと無理です。。この出し入れが上手くできる人がいたら、コツを教えてください。

サースフェー ボトルホルダー
イージーアクセスポケット

肝心の背負い心地


背面構造のフィット感はさすが



背面パネルの大半がメッシュ生地になっていて、分厚いクッションパッドも付いているので背負い心地は非常に快適です。

長時間背負っても痛くなりません。

また、このクッションパッド自体も「フィルターフォーム」という水を逃す素材で出来ているので、保水することなくドライに保つことができます。

ショルダーハーネスも幅が広く、重い荷物でも肩の荷重を分散してくれるので負担が少なくて済み、本当に良く考えられているな、と感心させられます。

室内も2気室構造なので、テント泊でも問題なく使えます。

また、筆者はフロント部分にバンジーコードを通して、脱いだシェルなどを挟めるようにちょっとしたカスタマイズをしています。このコードも色付きのものを選んだりしたら楽しいかもしれません。

ちなみにトップの雨蓋部分にも同じことができるようになっています。

まとめ


サースフェー ロゴ


ミレーの定番であるサースフェー。多機能ながらも洗練された細身な作りは、派手さこそないものの機能美に溢れていて実にミレーらしいと感じました。







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