ヘッドライトを選ぶ基準として、私が一番重視しているのは「照度」です。
と言っても、明るければ良いわけではなくて、ある程度遠くまで見通せて、かつ眩しくなくて、電池消費が激しくないもの。
一見ワガママに見えますが、日本で、冬山をやらなくて、一泊〜二泊くらいの条件だと、このくらいの条件になるわけです。
そんな条件で悩み倒して購入したのがこのブラックダイヤモンド「Cosmo225(コズモ225)」です。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)とは?
ヘッドライトの専門メーカー、というわけではありません。クライミングギア全般を扱うメーカーです。
そんな中でも、ブラックダイヤモンドのヘッドライトはラインナップが非常に豊富なのと、信頼性が高く、なおかつシンプルながらデザインも洗練されているため人気があります。
Cosmo 225(コズモ225)のスペック
コズモ225はどちらかと言えばミドルスペックのヘッドライトです。機能は抑えてある代わりに、お値段も抑えてあります。
今年、200ルーメンから225ルーメンに照度がアップしてリファインされました。
以下、スペックです。
- 最大225ルーメン
- 赤色LEDはディミングとストロボモードを搭載。白色LEDを経由せずに独立してON/OFF可能
- 近接/遠距離モード、ディミング、ストロボ、赤色LED、ロックモード
- プリズム効果でパワーを活かす全内部反射レンズ
- IPX8:水深1.1mに30分耐えうる防水性。バッテリーケース内部に浸水しても動作。水に濡れる環境での使用後は完全に乾燥させる必要があります。
- 単4アルカリ電池×3本付属
- 照射距離:72m(高照度)
- 電池寿命:200時間(低照度)
- 電池:単4アルカリ×3本
- 重量:83g(電池込)
- 価格:3,564円(税込)
コズモの特徴
コズモには、ボタンが2つ付いています。
ちょっと操作を覚える必要がありますが、この2つのボタンを操作して、メインLED・サブLED・赤色LEDのON/OFF、点滅を行うことができます。
メインLEDの点灯
赤色LEDの点灯
赤色LEDの用途
よく聞かれるのですが、この赤色LEDは、山小屋なんかで使います。消灯後にトイレに行くときにはヘッドライトを付けていくのですが、白色LEDを人が寝ているところで付けるとまぶしくて迷惑になってしまいます。
いわば、ライトのマナーモードといったところです。
ヘッドライトの必要性
テント泊でヘッドライトを持っていかない人はほとんどいないと思いますが、日帰り登山ではどうでしょうか。日帰り登山では、使うことはほとんどありません。日が暮れる前に行動を終えるのが鉄則なので、「出番が来ないほうがいい」アイテムです。
ただし、絶対に持っていったほうがいいです。山では何が起こるかわかりません。
スマホのライトで代用する人もいますが、暗闇でどちらかの手が塞がるのは大変危険です。
ヘッドライトのストロボは、暗闇で見つけてもらうための目印にもなります。
私はそこまでハードな登山をしないのでコズモで必要十分ですが、より初心者向けのモデルも販売されています。
100均などで売っているものは、すぐに電池が切れたり壊れたりしていざという時に使えない、という事態に陥る可能性があります。
災害対策にもなりますので、少なくともアウトドアメーカーのヘッドライトを買うのをオススメします。
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